退職金制度のために転職へと踏み出せない人々には追い風か
では、実際に働いている人たちはどのように受け止めているのでしょうか?
64歳 定年後も継続雇用
「見直しは、ぜひするべきだと思います。ただ、ずっと長年積み上げてきた人たちがいるから、そこにマイナスになるようなことだったら嫌だなと」

26歳 会社員
「退職金を気にして、なかなか(転職に)一歩踏み出せない人がいると思うんですけど、してもしなくても変わらないという状態になれば、転職する人も増えると思います」
49歳 会社員
「時代の流れではあると思いますが、日本の古くからの良い“終身雇用”が重要視されなくなる時代が来たのかなという気はします」
久保田キャスター:
世代によって、だいぶ感想は違うと思います。
小川キャスター:
私は40歳手前ですが、私よりも上の世代は年功序列や終身雇用が当たり前の時代で、それを前提にキャリアプランや人生プランを立てていました。そこがもう崩れていくというか、根底から働き方や生き方が変わっていくんだな、当たり前になっていくんだなというのはあります。
山本キャスター:
私の場合は30歳前で、同世代の友人を見てみると、みんなほとんど転職しています。転職が当たり前という感じになってきているので、終身雇用という感覚が、20代や30代にはあまりないのかなと。働き方の変化とともに、制度も変えていく必要があるかなと私は思いました。
小川キャスター:
ここ(山本キャスターとの間)で隔絶があります。
山本キャスター:
ちょっと壁がありましたね、今。
久保田キャスター:
もっと上の世代の私には切実ではありますが、確かに従来の制度は、多様な働き方を想定してできているものではないですよね。実際に「今から変えろ」と言われても、困る世代がいるのも事実です。

大和総研の是枝俊悟主任研究員に今回の見直しについて聞くと、「今の会社はミスマッチだなと感じている人にとっては、『退職金制度があるから会社にとどまっている』という選択を変えるきっかけになるのかもしれない」とのことでした。
そのうえで「長年働いた人に負担が生じず、中途退職者に不利にならない制度設計が必要」だとも指摘しています。














