長野県は今年度から新たな給付型の奨学金を創設し、家族の介護を担っていたヤングケアラーやかつて不登校だった大学生なども対象に、学びを支援していくことを明らかにしました。
22日から始まった6月県議会。
阿部知事は中小企業支援などの物価高対策や、パートナーシップ届出制度の8月からの施行、新たな5か年計画などに取り組んでいく考えを示しました。

その後の会見では、今年度入学した大学、短大、高専などの学生を対象に、6月28日から新たな給付型奨学金の受け付けを始めることを明らかにしました。

給付額は国公立大学は月額3万円、私立大学は月額5万円で、成績優秀者のほか、ヤングケアラーや不登校といった事情で、大学に入る前の学びに制約があった学生なども対象にしているのが特徴です。

■阿部守一知事
「全体で40名。全員とはいかないが、確固たる方向性をお持ちの皆さんを応援していきたい」
県は7月18日まで応募を受け付け、審査を行うことにしています。














