新型コロナウイルスの分類が5類に移行し1か月が過ぎましたが、最近は急な発熱など体調不良を訴える子供が増えています。コロナ禍でしっかりと感染対策が徹底され、ほかの感染症の流行が抑えられていた分、子供たちの免疫が低下しているとみられています。
◆本来は感染症が減る時期

福岡市西区にある小児科です。先月下旬ごろから、発熱やせき、鼻水などの症状で受診する子供が増えているといいます。
下村小児科医院 下村豪院長「多くの感染症がいま流行しているけれども、RSウイルス、アデノウイルス、ヘルパンギーナ、溶連菌、感染性胃腸炎など流行っていますね。本来は感染症が減る時期なんですけれども、マスクを外してだとか、みなさん5類になったので外に出かけやすくなったことが、感染が広がっている要因じゃないか」
◆RSウイルスとヘルパンギーナ
中でも全国各地で増えているのが、「RSウイルス」と夏風邪の一種である「ヘルパンギーナ」です。

RSウイルスは発熱や鼻水、せきの症状が出て、重症化すると肺炎を起こす可能性があります。

一方、「ヘルパンギーナ」は38度を超える発熱や口の中に発疹ができ、のどに痛みが出るのが特徴です。
◆「5類」移行後、患者が急増

これは、定点医療機関あたりの患者数を示したグラフです。今月5日から11日の数は、新型コロナが5類に移行される前と比べると、いずれも3倍近くに増えています。
保護者「手洗いは、しっかりしてという感じですかね。人が多いところではマスクをして」














