江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(かつしか・ほくさい)が製作に携わった祭屋台(まつりやたい)の組み立て作業が、長野市で行われています。

職人の手によって姿を見せ始めた「上町祭屋台(かんまちまつりやたい)」。

およそ170年前=江戸時代後期に製作されたもので、葛飾北斎が装飾に携わりました。

屋台は普段小布施町の「北斎館」で保存されていますが、長野市の県立美術館で7月から始まる北斎の展覧会で展示するため一旦解体してから移動し、美術館で組み立てています。

北斎館以外の場所で屋台が公開されるのは、これが初めてです。

■県立美術館学芸員 上沢修(あげさわ・おさむ)さん
「(屋台の)まわりすべてからじっくりと北斎の天井絵と祭屋台をゆっくり見ていただきたい」

展覧会は7月1日から開かれます。