北朝鮮による拉致問題をめぐり、岸田総理が拉致被害者の曽我ひとみさんらと近く面会する方向で調整に入ったことがわかりました。
政府関係者によりますと、岸田総理と曽我さんは、7月上旬にも面会する方向で調整が進められているということです。
岸田総理は、政府に対する要望を曽我ひとみさんから聞いた上で、拉致問題解決に向けた決意を伝えるものとみられます。

6月13日の記者会見で岸田総理は「日朝間の懸案を解決し、両者がともに新しい時代を切り開いていく観点からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず、金正恩委員長に伝え続けるとともに、首脳会談を早期に実現するべく、直轄のハイレベル協議を行っていきたい」と述べ、日朝間で早期の首脳会談を目指す考えを示していました。