父親が機関士で、三条小へ通ったという小関勉さん(69)です。

※小関勉さん「自分の親の世代には鉄道の街だった。6年生のクラスは、同級生の半分以上は親が国鉄職員。国鉄に勤めることが1つのステータスという思いはあったと思う」
こうした鉄道の街を郷土史の研究者が描き1933年に制定されたのが三条小学校の校歌です。その歌詞に登場する「鉄輪」は、1976年の創立100周年を記念する事業で実物が中庭に設置され、学校のシンボルとして保存されてきました。


その一方で、校歌に描かれながら時代とともに大きく姿を変えたものもありました。地域の景観です。新興住宅地となった場所もかつては自然豊かな田園風景が広がり、子供たちが遊び回っていました。

こうした校歌を学ぶことで分かる地元の歴史を学校では年に1度、児童へ音楽集会で教えています。

※赤井理江教諭「学校の周りには何がいっぱいありますか?田んぼがいっぱいあります。家もできたけど。(校歌は)三条小学校の周りのいいところを紹介してくれている」
※八戸市立三条小学校校歌「稲の香(か)包む学舎(まなびや)の窓を開けば馬淵川げに親わしき我が郷(さと)は絶えず平和の風わたる」

※三条小学校6年生「みんなと元気に三条小の校歌を歌えて、三条小の校歌はいい歌詞が入っているなと改めて実感しました」「この校歌を歌うのはあと1年だというさみしさはあります。気持ちを込めて歌いたい」


こうして練習を重ねてきた校歌は、学校の一大行事・運動会でも閉会式で披露するのが習わしとなっています。

※八戸市立三条小学校校歌「稲の香(か)包む学舎(まなびや)の窓を開けば馬淵川」
運動会に参加する保護者、そして来賓は卒業生が多くいてつい、一緒になって合唱してしまう姿も。

※校歌「交通十字鉄輪の回る(めぐる)も速き文明に」
※小関勉さん「孫の世代、さらにその下の世代までつながっていくことを考えると、嬉しいという思いはあります。この校歌を歌った学校を卒業したことを誇りに思える生き方をしてほしい」

鉄道の街として発展した歴史を随所に残す三条小学校。その伝統を児童たちは校歌を通して学び、新たな時代をつむいでいきます。

※校歌「末を楽しむ我が友は世界の花と咲きいでん」














