東京から山形へ 広告代理店から農家への転身

実は森川さん、元々は広告代理店の社員。
東京で勤務したあと、初めての転勤先が仙台でした。
森川さん「果物大好きだったので、さくらんぼ狩りに行こうとして初めて来たのが寒河江市。その時に食べたさくらんぼがおいしくて、求人さがしたときに『寒河江市』が出てきて縁があって寒河江市に来た」
去年4月から寒河江市の地域おこし協力隊として、農家のお手伝いをしながら、農作物の栽培を学んできました。
森川さんと先輩農家が気に付いた実を見ると・・・
森川さん「多いですか」
先輩農家「ちょっとつけすぎだね。もっと早い段階で摘果すれば。枝にぶら下がりすぎている。下手すれば折れるよ」
熱意をもって飛び込んだ世界でしたが・・・初めての農業は悪戦苦闘の連続です。
森川さん(Qもういやだ、投げ出そうと思ったことは?)
「何度もありました。周りの農家の先輩方に支えてもらってやっとできたが、一人だったら多分心が折れていた」

およそ1時間半の作業で、たくさんのさくらんぼが収穫できました。
初めて自分で収穫したさくらんぼの味は?

森川さん「おいしいです!」
私もいただきました。
鈴木アナウンサー「甘い。喉にも残るんです、甘みが。おいしい」

森川さんは収穫作業が終わると、先輩農家にバラ詰めなどの「箱詰め」の方法を学んでいます。
箱詰めされたさくらんぼを前に、森川さん。
先輩農家「詰める人たちの技だと思う」
森川さん「これは難しいですね」
先輩農家「でも、これをこれからやっていかなければいけない」
森川さん「そうですね。確かに」
試行錯誤の毎日ですが・・・森川さんは、ゆくゆくは、寒河江で就農したいと話します。