アメリカ南部テキサス州の小学校で5月24日に発生した銃撃事件。児童19人と教師2人の命が奪われました。教室の中にいた女子児童が当時の状況を語りました。

■21人の命が奪われる 犠牲者のほとんどが小学4年生

事件発生から一夜明けた25日、現場近くのアリーナでは追悼集会が開かれ、集まった人たちが犠牲者に祈りを捧げました。

芸術家になりたかったという10歳の娘を亡くした母親は…

娘を亡くした母親
「娘は4歳の頃から毎日絵を描いていました。とても上手でした。こんなことが二度と起こらないようにしたいです。ほかの家族に起こらないようにしたいです」


アメリカ南部テキサス州にある人口およそ1万6千人の町、ユバルディ。24日の昼、男が小学校で銃を乱射し、児童19人、教師2人、合わせて21人の命が奪われました。亡くなった児童のほとんどが小学4年生、10歳でした。



幼い命を奪ったのは18歳の高校生、サルバドール・ラモス容疑者で現場で射殺されました。


■「叫び声が聞こえた」教室にいた児童が見た恐怖

当時、小学校のなかでは何が起きていたのか。事件の日、教室にいた女の子が一部始終を語ってくれました。

事件当時 教室にいた女の子
「小さな女の子が来て先生に言ったの。『叫び声が聞こえた』って。先生はドアをロックしに行きました。途端に銃声が聞こえたので、怖くなって。先生はみんなに部屋の隅に隠れて静かにするようにと言いました。本当に怖かった


その後、教室にいた児童たちは・・・

事件当時 教室にいた女の子
「私たちは窓から出ました。(割れた)ガラスでけがをしましたが、逃げられて本当に良かったです」

■犯行前に祖母を銃撃 SNSで犯行予告も

18歳の容疑者が事件を起こすまでの経緯が少しずつ分かってきました。

記者
「学校から歩いて10分もしない住宅街の一角に、容疑者は祖母と一緒に住んでいました。事件の朝、祖母を銃撃しました」

ラモス容疑者は3月にライフルと銃弾を購入。この前後から、学校に程近い祖母の家で暮らし始めました。
近所の住人は、友達にからかわれる容疑者の姿を見ていました。



近所の人
「友人たちが容疑者の服装をからかっていました。彼はお金も持っていなかったし、うまくしゃべることができませんでした」

そして、現地メディアによると、ラモス容疑者は事件当日の朝、数週間前にインターネットで出会った少女に対し、「祖母を撃った」とSNSでメッセージを送りました。さらに「これから小学校を銃撃する」というメッセージも。

祖母の車で小学校に向かい、ライフルとかばんを持って、学校に侵入。21人が犠牲になりました。

■繰り返される銃撃事件 「言い訳も黙祷も、もううんざり」

アメリカでは4人以上が犠牲になった銃撃事件が、2022年だけで既に200件以上も起きているといいます。

外国で起きた銃撃事件で父親を亡くしているプロバスケットボールチームの監督は、銃の規制が進まない現状に怒りを爆発させました。

NBA ウォリアーズ カー監督
「一体いつになったら“何か”をするんでしょうか?言い訳も黙祷も、もううんざりです」



歌手のテイラー・スウィフトさんも。

スウィフトさんのツイート
「耐えがたいほどの悲しい出来事に我々が慣れてしまうことに怒りと悲しみでいっぱいです」



繰り返される悲劇にアメリカ社会はどう向き合っていくのでしょうか。