6月2日、静岡県内各地に猛威を振るった記録的豪雨。人や建物だけでなく私たちの食生活に欠かせないキャベツにも影響を与え価格が高騰しています。身近な野菜の高騰を乗り切るヒントとは?
静岡市駿河区にあるとんかつ店「かつ政 高松店」では、「とんかつのお供」がおかわり自由となっていて老若男女に人気です。
<かつ政を運営するまさごグループ 望月繁スーパーバイザー>
「こちらの定食、ご飯、みそ噌汁、キャベツはおかわり自由になっています」
無料でおかわりができる「とんかつのお供」、キャベツがいま高騰しています。6月2日の記録的豪雨の影響で収穫量が減り、仕入れ値が30〜40%値上がりしているのです。
県内で6店舗を展開する「まさごグループ」のとんかつチェーンでは毎月4トン以上のキャベツを使っていますが、常連客が楽しみにしている「お供」のおかわり自由は止められないと言います。
<まさごグループ 望月繁スーパーバイザー>
「かつ政が30年前のオープン当初からお腹いっぱいになってもらいたいという(思いで)、ご飯、みそ汁、キャベツの食べ放題はずっと続ける」
スーパーでもキャベツは価格が上昇しています。
<田子重西中原店 増田克己店長>
Qキャベツの価格が上がっている?
「先週が最近では一番高かった。先週は1個、税抜き価格で198円。19日は落ち着いて税抜き168円。長雨で収穫が少なくなると(野菜の)状態も不安定になる」
大幅に価格が上昇した理由はキャベツの生育が悪天候で妨げられているためです。生産の現場は悲惨な状況に追い込まれています。
<キャベツ農家 西山昌徳さん>
Qこんにちは。何をしているんですか?
「キャベツの収穫をしています」
Qかなり広いですが、何個くらい(栽培を)?
「8000個くらい」
Q2人で?
「そうですね、2人でやってます」
富士宮市でキャベツを夫婦で作っている西山昌徳さん。6月のキャベツは特に育ちが悪いと言います。
<キャベツ農家 西山昌徳さん>
「ダメですね」
Qどうして?
「虫が食べている。あと、(キャベツが)水に浸かったことで葉っぱが病気ですね」
6月2日の記録的豪雨で畑の一部が水に浸かり、土が水を多く含んだまま急に晴れたことで畑全体の気温が上昇。畑の土が蒸された状態になり、キャベツの葉がしなしなに。半分程度しか出荷できていません。
<キャベツ農家 西山昌徳さん>
「なるべく畑に水分がたまらないように、水分を逃すために(畑の)周りを一段低くして栽培はしているけれど、近年の長雨で防ぎ切れてないのが現状。悔しいですね。もっとうまく作りたい、天候に左右されない土作りをしたいと思っているけれど」
まだまだ終わらない梅雨。生産者側は自然の猛威に対し、対応を強いられる状況が続きます。
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