本来徴収すべきではない65歳以上の肺がん・結核検診の自己負担金について長崎県大村市が18年以上にわたり、のべ1万6000人から誤って徴収していたことが分かりました。

大村市によりますと、誤徴収がおきていたのは2005年度から今月までの18年間で本来、公費負担となる65歳以上の『肺がん・結核検診の自己負担金』を誤って徴収していたということです。
対象となった市民は延べ1万6000人で、総額およそ1600万円にのぼると見られています。
結核予防法では、65歳以上の結核検診では、市町村がその費用を負担し、肺がん検診と同時に行った場合も合わせて公費負担となることが定められています。
大村市は「結核検診と肺がん検診を同時に行った場合は、自己負担金を徴収してよいと誤解していた」と説明しています。
大村市では、正確な対象者数を把握し、現金で返金することにしています