■診察開始1時間以上前から患者殺到 午前3時まで続くオンライン診療
5月13日、東京都渋谷区のコロナ後遺症の専門外来を設ける「ヒラハタクリニック」を訪れました。
“コロナ後遺症”とは、別名ロングコビットとも呼ばれ、新型コロナウイルスに感染した後、療養期間が終わっても症状が慢性化したり、あるいは突発的に出てきたりする症状全般のことを指します。さらに症状の種類も様々で、倦怠感や咳、脱毛、ブレインフォグなど200種類以上あると、ヒラハタクリニックの平畑光一院長はいいます。現在、コロナ後遺症に対する特効薬などはなく、ヒラハタクリニックでは、対症療法で一人一人の患者さんと向き合っています。

午前10時、診察が始まりました。1時間以上も前から患者たちは診察が始まるのを待っていたのです。対面での診察が終わった後も、来院ができないほど症状が重い患者さんに向けて、翌日の午前3時ごろまでオンライン診療が続きます。ヒラハタクリニックでは、これが日常だといいます。
