貿易のリスク分散を視野に 安定的な第3のところはどこか
ホラン千秋キャスター:
ブリンケン国務長官と習近平国家主席の面会が叶うかどうかが注目されていましたが、結果的に面会は叶ったけれども今後どうなっていくのか。アメリカの国民の皆さんは、対中国に対してどれぐらい関心があるのでしょうか。

厚切りジェイソンさん(IT企業役員/お笑いタレント):
関心は結構ありますよね。貿易戦争のときも、その前はアメリカと中国の経済が仲が良かったというか、ほとんどのものを中国で作ってもらって、中国としか(貿易を)やってなかったんですよね。
それが貿易戦争もあり、その後のコロナで物流の問題がいろいろと出てきたので、そろそろ中国だけに全ての卵をかごだけに入れない方がいいであろうという話題が出てきました。中国とはまだ貿易をしていますけど、中国以外の国と一緒にやっていった方がいいという雰囲気が強まってきました。
分散ですね。今回の対談で、Decouple(切り離す)ではなくてDerisk(リスクを取り除く)という言い方は何回もしていて、完全に中国からの独立ではないですが、リスク分散をもう少し視野に入れた方がいいという話です。
日比麻音子キャスター:
でも、やはりビジネスにおいても米中関係は良好な方がもちろん良いという点も多いと思うんですが、どのようにご覧になりますか。
厚切りジェイソンさん:
もちろんそうですが、今は逆に日本の株がここまで高くなっている一つの原因はアメリカと中国の関係がそこまで良くないことで、安定的な第3のところはどこかなど、いろいろありますよね。