アメリカのブリンケン国務長官が中国を訪問し、習近平国家主席らと面会したことを受けて、バイデン大統領は、米中関係について「正しい道を進んでいる」と述べました。

バイデン大統領は19日、ブリンケン国務長官の北京訪問について記者団に問われ、「彼は素晴らしい仕事をした」と称賛したうえで、米中関係について「正しい道を進んでいる」と述べました。

ブリンケン国務長官は2日間の北京滞在中、秦剛外相や王毅政治局員と会談したほか、習近平国家主席とも面会し競争が衝突に発展しないように高いレベルでの対話を続けていく重要性を強調しました。

これについてアメリカメディアは、米中関係は「数十年で最悪の状態だ」などと厳しい認識を示すとともに、今回の訪問は「限定的ながら確かな成功を収めた」と論評。「それぞれの核心的な問題では譲らない姿勢を示した」と報じています。