イギリスのスナク首相はウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、長距離兵器の供与などウクライナに対する軍事支援の強化について意見を交わしました。

イギリスの首相官邸によりますと、スナク首相は19日、ゼレンスキー大統領との電話会談で「反転攻勢の最前線で戦うウクライナ兵が前進していることは明らかだ」と述べ、ウクライナへの支援継続を約束したということです。

一方、ゼレンスキー大統領は自身のSNSに「長距離兵器の供与など、軍事能力を拡大するためのさらなる協力について話し合った」と投稿しました。

また、ロシアが西側諸国の部品を使用してミサイルを増産しているとして、「制裁強化の必要性を強調した」ということです。

さらに、来月、リトアニアで開催されるNATO=北大西洋条約機構の首脳会議について、「ウクライナの加盟に向け具体的な見通しを得ることが重要だ」と強調。

これについてスナク首相は「加盟国はウクライナを強く支持する姿勢を示すだろう」としています。