中学生が地域の課題解決や活性化に役立つ“会社の設立”について考える体験授業が19日、長崎市で行われました。

(生徒のプレゼンテーション):
「長崎の特産品や名物を挟んだ“サンドイッチ”の販売です。コンセプトは長崎の笑顔…」

この授業は、会社を立ち上げる体験を通して“課題解決能力”を身に付けてもらおうと、長崎市の長崎中学校が“総合的な学習”の一環で初めて行いました。

今年3月からチームで事業案を練ってきた生徒たち。

上位4チームは実際に会社が設立できるとあって、予選を通過した10チームは熱のこもったプレゼンテーションを披露しました。

(生徒のプレゼンテーション):
「“チリンチリンアイス”のコーンスリーブのデザインを、長崎について紹介できる魅力的なデザインに変え、販売することで、チリンチリンアイスを通して、長崎の魅力をバンバン発信していきたいと思い…」

審査員:
絵を描かれるということですが、皆さんで自力で書いていくという感じですか?」

生徒:“直筆”だと衛生面的にも気になる方もいると思うので、それをコピーしたものを用意したいと思います。

審査委員長 十八親和銀行 地域振興部主任調査役 山下 淳司さん:
「非常に子どもたちが一生懸命頑張って、“より実現できるものを”というのを考えている、すごい努力が見えました。思った以上の結果といいますか、プレゼンが見れてるなと思ってます」

長崎中学校では入賞チームの会社設立のため、来月1日、学校で株主募集会を開くということです。