サッカー明治安田生命J2のいわきFC。監督が代わり、初めての試合は0対0の引き分けに終わりました。ただ、田村雄三新監督は「点数をつけるなら100点」と選手たちを称えました。

高橋広季アナウンサー「田村新監督になってJ2初めての試合です。ここから巻き返しなるか、注目の一戦です」

村主博正前監督の解任を受け、田村雄三新監督が初めて指揮をとった18日の試合。相手は去年までの4年間、チームの大黒柱としていわきFCでプレーした日高選手を擁する、17位のジェフユナイテッド千葉です。

試合は序盤から元いわきFCの日高選手の高い個人技が際立つなどして、千葉にボールを支配されます。そうしたなか、後半25分にはヒヤリとする場面が。相手のヘディングシュートがクロスバーを直撃。

いわきFCは、再三ゴールを脅かされるもなんとか無失点で守り切り、田村新監督の初陣は0対0のドローに終わりました。順位は降格圏の21位のままです。

いわきFC・田村雄三新監督「点が取りたかったです。選手は本当にいろいろなことがあるなかで選手1人1人が乗り越えたうえでピッチに立ってくれましたので、僕の中できょうは100点」

ジェフユナイテッド千葉・日高大選手(元いわきFC)「この会場でまた(プレー)できたのは嬉しく思います。(いわきFCの)クオリティーのところは僕が言うのもあれですけど、もっと良くなったらこの順位ではないなと感じました」

また、いわきはシュート数が前半後半に1本ずつの計2本のみで、改めて得点力不足が課題として残る内容となりました。

いわきFCサポーターのコールリーダー「本当にピッチで表現できるのは選手だけなので、僕たちは常に前を向いて、100%のホームの雰囲気を作っていきたいなと思っています」