長野県は、7月から県庁で使うすべての電気を、再生可能エネルギーの電力に切り替えることになりました。

(阿部長野県知事)
「県の財政負担についても抑えることができる。引き続き再生可能エネルギーへの普及拡大に努めていきたい」

長野県の計画では、企業局の4か所の水力発電所で発電した電気を、既存の配電事業者を通じて長野市の県庁まで送って使います。

この電気で、県庁の年間使用量のおよそ半分にあたる240万キロワットをまかない、ほかに、CO2の排出量が実質ゼロとなる制度を活用して電気を購入し、使用電力を100%再生可能エネルギーとします。

実施は7月からで、県では年間およそ2000トンの温室効果ガスの削減と、年間で少なくとも400万円程度の経費削減につながる見込みとしています。