“コロナ後遺症”や“ワクチン後遺症”に悩む人も


名古屋市の「柊みみはなのどクリニック」では、コロナ感染後の体調不良である“コロナ後遺症”・ワクチン接種後の体調不良の“ワクチン後遺症”の両方を診ています。


30代女性は、2022年3月に新型コロナに感染。その後も倦怠感が全然取れず、仕事を1か月ほど休職することになりました。診察している内藤孝司医師によると、ワクチン接種にかかわらず“コロナ後遺症”は出るが、打っている人のほうが後遺症の症状が軽く、早く治る傾向があるといいます。


2022年3月上旬に3回目ワクチン接種を受けた後、倦怠感でひどいときは1日中起き上がれない50代女性や、接種後、長期にわたって体調不良に悩む患者もいます。14歳の女子中学生は2021年9月にワクチンを打った後、8か月近く頭痛が続いています。

(女子中学生の母親)
「打った5分後に『頭が痛い』って。ワクチンしか(原因が)考えられない」

MRIや血液検査でも異常はありませんでした。母親は、娘の早期回復を願っています。

メリットとデメリットがある新型コロナワクチンに、私たちはどう向き合えば良いのでしょうか。


(柊みみはなのどクリニック内藤孝司医師)
「トータルで考えると、(“コロナ後遺症”より)“ワクチン後遺症”の方がはるかに発症頻度は少ない。ワクチンはあくまで自分のために打つものです。大事なのは自分にとってメリットがあるかデメリットがあるか。自分にとってメリットがあると感じたら打った方が良いと思います」

ワクチンを打つ人・打たない人それぞれに理由や事情があります。ただ、どちらにも一定の不安があり、完全に不安を解消するのは難しいのかもしれません。

CBCテレビ「チャント!」5月19日の放送より。