なぜ海なし県・山梨で、ここまで海の幸の養殖にこだわるのか…

エビの陸上養殖を手掛ける 横山和幸さん:
父親が山梨県、母親が静岡そこのところだったと思うんですよ。母親がやっぱり海の魚はうまいと言ってたことで、「海があればいいな」ってそれが原点だったということと、海ってどこにでも作れないかなって、やっぱそういう発想というか海への憧れですよね。

山梨に育ち、海へのあこがれを持ち続けてきた横山さん


幼いころから抱いていた、海への憧れ…その憧れを40年かけて実現させてきました。

横山さん:
自分たちで小さい海(陸上養殖)から自分たちの食べるものを生産していく。

農林水産省によりますと日本の食卓に並ぶエビはほとんどが東南アジアからの輸入品です。


横山さん:
SDGs。これを(陸上養殖を)やれば持続可能ですから人類の食は。海があればエビも鯛もサーモンも全部山で育てられるんだ。

幼い少年の憧れは、持続可能な未来へと…これからもあくなき探求は続きます…


横山さんはエビに続いてタイの陸上養殖にも成功。

エビに続いてタイの陸上養殖も成功 山梨・富士吉田市


エビを育てた海水を使ってタイを育てるという事で、まさに「海老で鯛を釣る」のことわざのようです。