偽のサイトに誘導しインターネットバンキングのIDやパスワードを盗み取る手口、「フィッシング」による不正送金の被害が山梨県内で急増しています。被害に遭った男性は「巧妙さを感じた」などと悲痛な思いを明かしました。

被害にあった男性:
まさかそこで詐欺的なものに引っかかってしまうとは思わなかったです。

県内に住む60代の男性です。今年4月、男性が利用しているインターネットバンキングの金融機関をかたった一通のメールが届きました。

『入金制限のお知らせ。お客様のお取引を規制させていただきましたので、お知らせします。規制解除するには下記へアクセスし、お手続きしてください』

男性はメールの内容を信じそのまま添付のURLにアクセスしました。

被害にあった男性:
インターネット社会で誰しも迷惑メールみたいなのは経験があると思う。前日(正規の金融機関から)振り込み制限がかかるというのがあったので、そんなに疑いもせずに開いていた。