野沢温泉村に6月、新たな施設がオープンしました。
手がけたのは元オリンピック選手の女性。
自らの経験を活かしてグリーンシーズンの誘客と女性の活躍支援を目指します。


野沢温泉村で開かれたピラティスのイベント。

企画したのは、上野眞奈美(うえの・まなみ)さんです。


野沢温泉スキークラブに所属している上野さんは、実は2014年のソチオリンピックでフリースタイルスキーハーフパイプに出場したオリンピアン。

村が抱える課題を解決しようと6月、オープンさせたのが複合施設『NOZAWA PLAYCE(のざわ・プレイス)』です。

年間およそ70万人の観光客が訪れる野沢温泉村。

温泉やスキーなど冬の観光がメインで、グリーンシーズンは、観光客が減少します。


■上野眞奈美さん
「年末年始、2月の中旬までは来村者200パーセントくらいではないかというくらいの稼働で人もたくさん来るが、それに比べると今のグリーンシーズン・夏季観光に関してはインバウンドの方もすごく少なくなっているし、すごくもったいないなと思う」

コロナ前の2019年の人数を見ても、冬と夏の差が大きく、1月の15万人に対し夏休みのある8月でも6万1000人にとどまっています。

この状況を変えたいと旅館の社員寮だったという空き家をおよそ4000万円かけて改修。

『NOZAWA PLAYCE』をつくりました。