子どもたちに人気の絵本「だるまさん」シリーズで知られる、かがくいひろし(加岳井広)さんの回顧展が岡谷市で開かれています。

岡谷市のイルフ童画館で始まった回顧展には発行部数900万部を超える絵本「だるまさん」シリーズの原画などおよそ200点が展示されています。

かがくいさんは特別支援学校の教員を続けながら50歳で絵本作家となり病気で亡くなるまでのわずか4年間で16冊の絵本を出版しました。

障がい児教育の経験から生み出された「音」と「動き」で見せる絵本は泣いている赤ちゃんさえも笑顔にさせます。

■イルフ童画館チーフ学芸員 河西見佳さん                                                                            「4年間の短い絵本作家生活だったがその中で本当に全力で子どもたちが何が楽しいかを深く考えて描かれた絵本なのでそこを見て楽しんでほしい」

また、会場には未完の「だるまさん」シリーズのラフ画など貴重な資料も展示されています。

「絵本作家かがくいひろしの世界展」は9月16日まで開かれています。