地域と企業、双方にメリットがある関係…

この出張販売のポイントは、運営を企業任せにするのではなく、地元住民が一緒に行う点にあります。

金沢大学 先端科学・社会共創推進機構
篠田隆行 准教授:「企業単体だと売る・売られる関係という関係になってしまうんで。地域住民の人たちも一緒に、たとえば準備をしたりとか、声かけをしたりっていうところから始めてるんです。それがかなり特徴的。そういうことをやることで(地域の)元気が出てくるのかなと思います」

派遣された店員はわずかで、残りは地域の民生委員や地元住民、金沢大学の学生が担います。

これにより人件費の面で企業の負担を減らし、利益を生み出す。企業と地域の双方にメリットがある関係が大事だといいます。

金沢大学 先端科学・社会共創推進機構
篠田隆行 准教授「あまり負担感がでると逆に持続していかなくなってしまうので、自分たちが楽しめる範囲がどれくらいなのかっていうことと、ニーズを合わせながら、調整していくのが結構重要かなと思うので、IT技術などをうまく使いながらできるようになっていくのがいいのかなと思っています」