少子化に伴う学校再編のニュースです。
宮崎市は生目台地区にある2つの小学校を統合し、その後、市内で初めてとなる小中一貫校の設置に向けて検討すると発表しました。
(宮崎市 清山知憲市長)
「学校行事も充実が図れるということで、統合することによるメリットは大きいのではないかと考えている」
宮崎市の清山市長は、15日の会見で、生目台西小学校と生目台東小学校の統合を検討すると発表しました。
生目台地区は、少子化の影響で児童数が年々減少。
生目台西小学校と生目台東小学校は、現在、全校児童の数がそれぞれ200人を切っていて、去年5月には両校とも1学年1学級となりました。
これはピーク時の4分の1の児童数です。
こうした中、おととし、地元のPTAや地域協議会などが、宮崎市に対して小学校の統合を要望。
これを受け、宮崎市は、生目台西小学校を生目台東小学校に統合し、また、隣接する生目台中学校を利用して小中一貫校を設置する案を提案しました。
(三浦功将記者)
「今回の小中学校の設置は隣接型となっていて、小学校の校舎の目の前に、中学校の校舎があります」
そして、先月、提案に対する地域の総意が得られ、宮崎市は小中一貫校の実現に向けて検討することになりました。
宮崎市内で、小中一貫校が設置されるのは初めてです。
(宮崎市 清山知憲市長)
「いわゆる『中一ギャップ』と言われる、小学校から中学校に進学する際の子どもたちが抱える不安とか、悩みとか、そうしたものを緩和されると考えられていますし、現に国内で小中一貫校設置をしたところ、成果としては子供たちの学習意欲や学力が向上したとかポジティブな影響が観察されている」
宮崎市は、小学校の統合を再来年4月に、小中一貫校は、3年後の2026年4月をメドに準備を進めるとしています。
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