霧ヶ峰高原で5月に発生した大規模火災で、県環境保全研究所は動植物への影響調査を実施するとしました。
霧ヶ峰高原では、5月4日に林野火災が発生し、およそ166ヘクタールが焼けました。

霧ヶ峰の関連団体などは15日、諏訪市で火災後初めて会合を開き、県環境保全研究所から今回の火災による動植物の植生への影響について、実態把握のため調査を行うことが報告されました。

火災が発生したのは多くの植物が葉をつける前のタイミングで、ニッコウキスゲなど草花の生育に深刻な影響はないとみられるということですが、現地調査のほか、衛星画像やドローンによる空撮などで、回復状況を調べる予定です。
また、2013年に発生した大規模火災の際には、1年後にニホンジカの確認数が増えたという報告もあり、ニホンジカと鳥、チョウについても今年10月にかけて生息状況の調査を行うということです。














