なぜ傘を置き忘れる?"メリットの法則"とは?

小笠原キャスター:
なぜ傘を忘れてしまうのか、その対策を見ていきましょう。

まず「なぜ置き忘れるのか」という永遠のテーマです。行動分析学の専門家、西軽井沢学園理事長の奥田健次さんにお話を伺いました。

【なぜ置き忘れるのか…】
メリット→ぬれない
デメリット→邪魔になる

傘を持っていても雨が上がってしまうと、これは邪魔になる=デメリットしかない。

日本はビニール傘の消費本数がなんと年間約8000万本の世界第1位です。やはりいろんなところで、安い値段の傘がすぐ手に入るからです。

傘類の遺失届、先ほどの警視庁のデータでは“28万763点”が落とし物として届けられていると言いましたが、なくしたという届け出に関しては6226点しかない。わずか0.2%ほどしかないんです。

もうみんな諦めてしまっているということです。

さらに奥田さんは、現在の状況として「電車に乗っていると、スマホなど別のことに集中をしているので、降りる駅がいざ近づいてきたときに、慌てて降りてしまって、傘を置き忘れることが多い」と話しています。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈代表:
トイレとかお店とかにもつい置いていってしまう。置き傘とかを持っていればいいと思うんですが、そのままカバンに入れると濡れてしまうので、ついついビニール傘を買ってしまう。

日比キャスター:
すぐ手に入ることに甘えきって、買うばかりになってしまっています。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈代表:
一回、良い傘を買って、それをなくしてしまって…今は「シェアリングサービス」を使っています。