指定で何が変わる?ザリガニ釣りはどうなる?

環境省の調査では、2019年時点で、アカミミガメが約110万世帯で約160万匹が、2020年時点でアメリカザリガニは、約65万世帯で約540万匹が飼育されていると推定されています。


では、「条件付特定外来生物」に指定されたことで、何が変わるのか主なものをまとめました。

まず、飼育については、これまでと同じ許可がなくても可能です。
捕獲してペットとして飼うことも可能となっています。

ただし、川などで一度捕獲して持ち帰ったら、その後、川や池などに戻すことはできません。

さきほど、アカミミガメは寿命が40年ほどとありましたが、寿命を迎えるまで責任を持って飼い続けることができるのか、持って帰る場合はしっかり考える必要があります。

また、適切な飼育を行わず、逃げてしまった場合は違法となってしまいます。

そして、ペットショップなどでの販売も禁止となりました。
ただ、知人や友人などの間で、「無償」で譲り渡すことは可能です。

そして、気になるのがザリガニ釣り。
ザリガニ釣りは、これまで通りやって大丈夫で、その場で逃がすキャッチアンドリリースができます。
持って帰って飼育もできますが、別の場所にリリースしてはいけません。

身近な環境を守っていくためにも、ぜひ一度確認をしてください。

(左)川野武文アナウンサー (右)加藤沙知アナウンサー

※MRTテレビ「Check!」6月14日(水)放送分から