ミズバショウなど初夏の花々が見頃を迎えた小谷村の栂池(つがいけ)自然園で、雨の日限定で見ることができるというちょっと変わった花を見つけました。

標高およそ1900メートルに広がる北アルプスの栂池自然園は、ミズバショウの名所として知られています。

今年は雪解けが例年より3週間ほど早かったため見頃も早く訪れ、湿原一面に白い花が咲きそろいました。

自然園を囲む遊歩道の脇に白い可憐な花を見つけました。

近年、ミズバショウと並んで人気の「サンカヨウ」です。

実はこの花、白い花びらが雨にぬれると透明になり、まるでガラス細工のように姿を変えます。

■栂池ビジターセンター 猪股崇志(いのまた・たかし)さん                                                          「不思議なことに雨の日でないと透明にならない。持っている水筒の水とか霧吹きでかけても全く透明にならない。こういう雨上がりとかのわずかな時間しか見れない貴重なサンカヨウです」

この姿を目当てに雨の日を選んで訪れる人もいるということです。

■訪れた人
「雪が消えたあとのミズバショウやサンカヨウ、毎年楽しみに」                             「桃源郷ですよねここ、大好きです」

ミズバショウやサンカヨウは6月いっぱい楽しむことができるということです。