バーベキューやキャンプが楽しい行楽シーズンが到来!青森県三沢市では市内のどの公園でも事前に届け出ればバーベキューができ、肉もコンロも配達してくれるサービスまであります。こうした文化が三沢に根付いたワケとは?

網の上で肉を焼くおいしそうな音。この週末、三沢市ではこの音が各地で聞かれました。市街地にある公園へ行くと、さっそくコンロを囲んでバーベキューを楽しむ人たちを見つけました。


※バーベキューを楽しむ市民
「バーべキュー盛んですね。気の合う仲間と集まって一緒の肉を食うのが楽しい」
「あまりしゃべらない人ともしゃべれて、バーベキューはいいですね」

職場の同僚が30人以上集い親睦を深めていました。

続いて尋ねたのはイベント会場にも使われる「ミス・ビードルドーム」。ここにもやはりバーベキュー中の市民の姿が。肉を焼いては食べて会話も弾みます。


※三沢市に引っ越してきた人は
「こっち来てバーベキューが盛んで何かあったらバーべキュー。一家に一台バーベキューのコンロがあるようなところなんだなと思ってビックリしましたね。」
「僕も引っ越してきたのですが、三沢はバーべキューの文化があるということで三沢でバーベキューデビューしました。」

あまりにも盛んで最初は驚くようです。三沢市民はバーベキューが大好き!


※三沢市民
「三沢はどこの公園でも市役所に電話すればバーベキューができます。たぶんアメリカ人の文化の流れがあるんだと思う。」

アメリカ軍の基地がある三沢市では欧米文化が身近な存在でバーベキューもその一つ。毎年6月に開かれる交流イベント「アメリカンデー」では本場の豪快なバーベキューが人気を集めます。そして、市が管理している公園67か所では市の都市整備課に連絡すればバーベキューができます。


※奈良県天川村の担当者
「バーベキューだめよ、バーベキュー。早く消して、警察来るよ」

全国では、ごみを放置するマナーの悪さから自治体の全域や指定した場所以外でバーベキューを禁止している所や公園に有料ゾーンを設けている所もある中、三沢市ではマナーが守られているといいます。

今年度の利用者は4月も5月も1000人を超え、コロナ禍前の水準まで回復しました。そんな三沢市には珍しい宅配サービスもあるんです。バーベキューの会場にやってきたのは1台の車。バーベキュー用のコンロや炭が手際良く準備されていきセットが完了すると…

ガスバーナーで火をおこして、あとは肉を焼くだけの状態に。もちろん肝心の肉も用意してくれていて、手ぶらで気軽にバーベキューができます。肉と炭の料金だけでコンロの貸し出しは無料!これにはアメリカ人も…


※三沢在住のアメリカ人
「とても手軽だね。アメリカでは自分たちで準備する。みんなが何か持ち寄ってやる方が多いので、こうやってやってくれるのはやりやすくていいなと思います」

この便利なサービスを最初に始めたのは市内の精肉店「肉のニシダテ」です。約40年前「手ぶらで気軽にバーベキュー」をキャッチコピーにコンロの貸し出しと食材の配達に乗り出しました。


※肉のニシダテ 西舘勉社長
「(先代の)父親が人が集まるのが好きで集まったときに庭でドラム缶で炭をたくようになった。それが始まりで40年くらい前からこういう形をとってきていました」

この日は約200人分・肉100キロの注文がありトングやコンロも積んで車2台で出発です。大口の注文があれば三沢市近郊にも配達していて、この日は七戸町へ。八戸市内の県立高校の遠足で利用されました。肉は1人前1500円から。牛・豚・鶏にソーセージが加わるのが三沢流なんだそう。


※生徒
「やっぱり肉が一番うまいです」
「家庭でのバーベキューとちょっと違う感じでとても楽しいです」

楽しい時間が終わると利用者がするのは火の始末だけ。コンロのほか、ごみまで回収してくれます。バーベキューが盛んな三沢市には、それにふさわしい最適な環境が整っています。