アメリカのブリンケン国務長官が「中国がキューバを拠点にスパイ活動を行っていた」と発言したこと受け、中国政府は「デマを流し中傷することをやめるよう希望する」などと反発しました。

アメリカのブリンケン国務長官は、バイデン政権が発足する前から中国がキューバを拠点にスパイ活動を行い、2019年には情報収集のための施設を改修していたと指摘しました。

これに中国外務省の報道官は。

中国外務省 汪文斌報道官
「私たちは、アメリカ側が自らを反省し、デマを流して中傷することを止めるよう希望する」

アメリカ側の指摘を「デマ」だと主張、「これはアメリカ側の芝居だ」などと批判しました。

アメリカメディアは、ブリンケン国務長官が数週間以内に中国を訪問し、政府高官と会談する方向で調整が進められていると報じていますが、両国の間では今回のキューバをめぐる問題のほか、中国企業に対する制裁などでも応酬が続いています。