燃料費の高止まりが続く中、トラックなどが不正な軽油を使っていないかを調べる抜き打ち調査が長野県内3か所で行われました。
調査は関東甲信越の1都9県で一斉に行われたもので、このうち塩尻市の国道20号沿いでは県の職員が通りがかったトラックを止め、タンクから100ccほどの燃料を抜き取りました。

軽油には1リットル当たり32円10銭の税金がかかりますが、灯油や重油を混ぜることで脱税するケースがあり、2022年度、県内では2件の不正が見つかっています。

■県中信県税事務所 栗和田武(くりわだ・たけし)係長
「不正軽油の使用は使用しただけでも脱税行為なので不正な軽油に手を出さないようにお願いしている」
不正が見つかれば追加の課税も検討するということです。

一方、今年3月には廃棄する決まりの検査後の軽油が、県の公用車の燃料に流用されていたことが発覚しました。
県は有効活用のために調査時に同意を得られれば農業試験場などの重機の燃料にあてるよう取り扱いを変更しています。














