須坂市の鉄工所で、高校生が溶接などに挑戦しました。
地域産業の核となる人材を育てようと、学校と企業がタッグを組んだ職業教育です。
ガスバーナーを使って作業を行っているのは、高校生です。

須坂市の青木鐵工所(あおきてっこうじょ)で行われている実習には、須坂創成高校創造工学科の3年生2人が参加。
5月から7月まで毎週1日、鉄鋼製品の作り方などを学んでいます。

高校では、地域産業の核となる人材を育てようと、須高地域の企業59社と連携して、仕事を体験する実習を単位として認定。
生徒には職業選択の一助にしてもらう狙いです。
この日はベテラン社員に教わりながら溶接にチャレンジします。
学校ではなかなかできない実践的な体験に、2人は楽しみながら挑戦していました。

■越優斗(こし・ゆうと)さん
「僕は建築に興味があるんですけど鉄骨とか作っている工場で働かせてもらってすごく経験になるなと思いました」

■鈴木昭弘(すずき・あきひろ)さん
「社会に出て体験してみるのは(学校の)実習とでは違う体験ができて本当に楽しいです。ベテランの人に教わる方が自分の糧にもなるかなと思います」
青木鐵工所では入社を希望する学生が年々減少しているということで、工場での実習がものづくりに興味を持つ一つのきっかけになればと話しています。














