葛飾北斎が製作に携わった祭屋台(まつりやたい)が、初めて小布施町の北斎館以外で展示されることになり、13日から屋台の解体が始まりました。
小布施町の「北斎館」に展示されている「上町祭屋台(かんまちまつりやたい)」。

7月から長野市の県立美術館で始まる北斎の展覧会に出展するため、13日から解体作業が始まりました。

今から178年前、江戸時代の後期に製作された屋台は、北斎による装飾も施されていて、これまで一度も北斎館の外で展示されたことがありません。
解体は地元の建設会社が行い、屋台を傷つけないよう慎重に作業が進められました。

■北斎館スタッフ 中山幸洋(なかやまゆきひろ)さん
「北斎館じゃないとみれないものであったんですが、県立美術館に出るということで、この貴重な文化財を間近でご覧になっていただきたいと思います」
解体した屋台は20日に長野市の県立美術館に移され、2日かけて組み立て作業が行われ、7月1日からの展覧会で展示されます。














