トヨタ自動車は次世代電池の本命とされる「全固体電池」について、早ければ2027年にEV=電気自動車での実用化を目指すと明らかにしました。また、水素の最新技術も公開し、全方位での脱炭素化を進めます。

トヨタ自動車は、静岡県の研究施設で脱炭素化に向けた最新技術を公開しました。

このうち、次世代電池の本命とされる「全固体電池」を搭載したEVは、航続距離が現在の2.4倍のおよそ1200キロまで伸び、急速充電にかかる時間も30分以下から10分以下に短縮できるとしています。

全固体電池について、トヨタは早ければ2027年に市販のEVに搭載し、実用化を目指すということです。

また、水素の分野では大型トラックなどでの利用が期待されている「燃料電池」について耐久性を高め、コストが半減する次世代型を開発していて、2026年の実用化を目指すとしています。