■MLB エンゼルス 5ー4 マリナーズ(日本時間10日、エンゼル・スタジアム)
エンゼルス・大谷翔平(28)が本拠地で行われたマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場。今季初の中6日で13度目のマウンドとなり、5回97球を投げ、被安打3の3失点(5四球)。4試合ぶりとなる6勝目はお預けとなったが、3年連続で100奪三振に到達した。
エンゼルス(西地区3位)は逆転勝利を収め5連勝。35勝30敗の貯金5に伸ばし、この日敗れた同地区2位のアストロズに1.5ゲーム差に迫った。
打者大谷は4打数3安打で、6試合連続ヒットをマーク。第2打席では3試合ぶりの17号2ランを放ち、ア・リーグではアストロズのY.アルバレス(25)に並ぶ2位に浮上。トップのヤンキース・A.ジャッジ(31)の19本に2本差と迫った。さらに第3打席で二塁打を放った大谷は、サイクルヒットに王手をかけたが、第4打席は一ゴロに倒れた。
大谷は1回、先頭打者に四球を与えると、2死一塁から4番J.ケルニックに先制の2ランを浴びた。さらに2者連続四球で一・二塁のピンチを招き、E.スアレスを空振り三振で3アウトとするが、立ち上がり今季最多の31球を投げた。
2回は昨季エンゼルスでプレーしていたM.フォードを見逃し三振に仕留めるなど、12球で3者凡退に抑えた。3回は先頭J.ロドリゲスを見逃し三振に抑え、今季100個目の三振をマーク。4回は先頭打者にフルカウントから四球を与えたが、続くE.スアレスを二直に打ち取り、一塁ランナーもアウトでダブルプレーで切り抜けた。
打線は2点を追う3回に大谷の17号2ランで同点に追いつくと、4回は無死二塁から5番レンヒーフォのタイムリーで、3-2と勝ち越しに成功。
だが5回の大谷は、この回も先頭打者に四球で、J.ロドリゲスに死球を与えてしまい1死一・二塁のピンチを招いた。ここで3番フランスに痛恨の同点タイムリーを打たれ3-3。続くケルニックをファースト併殺打に打ち取ったが、大谷は5回でマウンドを降りた。
打線は6回にモニアクの2ランで5-3と再び勝ち越した。2点リードで逃げ切りたい9回、エステベスが先頭のフォードにホームランを浴び1点差に迫られたが、後続を抑えリードを守り切った。