ロシアのプーチン大統領は、同盟関係にある隣国ベラルーシへの戦術核兵器の配備をめぐり、早ければ来月上旬にも配備作業を開始すると明らかにしました。

ロシア プーチン大統領
「われわれが合意した最もデリケートな課題については、すべてが計画通りに進んでいる」

プーチン大統領は9日、ロシア南部ソチでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ベラルーシへのロシアの戦術核兵器の配備に関し、「来月7日から8日にかけて関連施設の準備が完了する」と話しました。

そのうえで「直ちに配備作業を開始する」とし、早ければ来月上旬にも配備作業を始めると明らかにしました。

ウクライナ侵攻をめぐり、欧米との対立が深まる中、プーチン氏は今年3月、ベラルーシへの戦術核兵器の配備を表明。実際に配備作業に着手すれば、欧米の反発は必至で緊張は一層高まりそうです。