地震や水害などの災害に備えるため避難所の運営などを学ぶ授業が信州大学で開かれました。
信州大学松本キャンパスで8日開かれた「信州の防災学」。

防災・減災に精通した人材を育てようと今年度、全16回の予定で開いている授業で、150人の学生が出席しました。
8回目の今回のテーマは、「避難行動や避難所の運営について」。

避難所に見立てた平面図に、避難者の年齢や性別、それぞれの人の事情などが書かれたカードを配置し、いかにスムーズに収容するかを考えます。
次々とやってくる避難者からトイレや食料、プレイバシーなどの相談が寄せられ、学生たちは対応に頭を悩ませていました。

■学生は
「会場設営の時に動線をまず考えていたが後から入ってきた人の対応で動線がつぶれたりとか難しかったです」 「凄い混乱して次から次へトイレとか食べ物とか動物飼っている人とかが来てこの対応どれだけ迅速にやっているか気になった」
この授業を通して、常日頃から行政と住民側がコミュニケーションをとることや避難所の設営に必要な道具を事前に準備しておくことなど、たくさんの課題が見つかりました。

■信州大学地域防災減災センター 神田孝文特任助教 「私たちが今までに想像しえない災害が起きている。地域を担うリーダーとなって活躍してほしい」
授業は8月まで行われ、「防災士」の資格を取得できる講義も兼ねています。














