チャットGPTなどの生成AIで著作権の侵害が相次ぐおそれがあるとして、政府は、課題や方向性を盛り込んだ推進計画をまとめました。

岸田総理
「『責任あるAI』『信頼できるAI』の推進に向け、著作権侵害などの具体的リスクへの対応をはじめ、必要な方策を検討してまいります」

政府は、今年の「知的財産推進計画」をまとめ、初めて「生成AI」を独立した項目で取り上げ、課題などを整理しました。

計画の中で、生成AIについて「オリジナルに類似した著作物が生成される懸念」があると指摘したうえで、AIによる著作物の学習が侵害にあたるケースなど、「具体的な事例の把握・分析、法的考え方の整理を進め、必要な方策などを検討する」と明記しました。

政府は今後、クリエーターの権利保護などについても検討を進める方針です。