「帰ったら殺される可能性…」難民申請のクルド人高校生 胸中吐露
テレビに映る斎藤法務大臣
「適切に対処してまいりたいと思います」
埼玉県に住む、15歳のクルド人の高校生。テレビの前で改正案に不安を感じています。

日本で育ったクルド人の高校生(15)
「お父さんお母さんもトルコに帰らされたら、殺される可能性とかもあるので…それが一番怖いです。将来の不安が本当にあります」
クルド人は“国を持たない最大の民族”と呼ばれ、トルコ国内で虐げられてきました。そのため家族は6年前、トルコから日本へ逃れ難民申請。
ただ、すでに3回目の申請となっているため、改正案が成立すれば強制送還になる可能性があります。トルコにいた時は…
日本で育ったクルド人の高校生(15)
「小学校の昼休みに『お前クルド人だからこっち来て』と言われて、叩かれたり、蹴られたりとか…。トルコに帰れと言われたら、本当に帰れないです。帰ったら死ぬ可能性とか、いじめられるとかもあるので。今ここで生きて、ずっとここで学校とか仕事もやっていきたいんです」
改正案反対のデモに参加した人は…

デモに参加した学生
「生活基盤が日本にしかないという難民の人がたくさんいるんです。そういう人が『帰れ』と言われても『どこに帰るの?』という話」
デモに参加した親子
「日本人だろうと外国人だろうと、ひとりひとりの生活・人生・命を大切にできない国に未来はないと思う」