新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行し、8日で1か月が経過しました。移行後、人々の生活に変化があったか街で聞きました。

8日朝のJR仙台駅前は、移行前と変わらずマスクを付けて通勤・通学をする人がいる一方で気温が高かったこともあり、マスクを外して歩く人の姿も目立ちました。

マスク無しの大学生:
「季節的にも暑いので、マスクは最近あまりしていない。感染者数も減ってきているので、しなくてもいいかなと」

マスク有り・無しの会社員2人組:
「飲み会が増えましたね。多いですね、何十人という規模になってきている」

マスク有りの親子:
「不安ですよね、まだ。病気を抱えているので、マスク二重にしてきました」

マスク有りの会社員:
「買い物するお店とか、(手指消毒の)設置をやめているところも増えてきているので、自分で持ち歩いてやっている」

仙台市太白区のめざきクリニックです。目崎亨院長は、5類移行後、医療現場に混乱はなく、過度な不安を感じる感染者も減ったと指摘します。

めざきクリニック 目崎亨院長:
「前は陽性ですと伝えると非常にショックを受けて泣き出す人もいたが、今は陽性ですと言ってもそうですかと。陽性者の反応も穏やかになってきている印象」

一方で、今も1日に数人は感染者が出ているほか、検査を受ける人が減り、潜在的な感染者もいるだろうと話します。

めざきクリニック 目崎亨院長:
「PCR検査は無料検査じゃなくなった。こちらが疑いで検査を勧めても検査を希望しない人もちょっと増えた」

県への報告義務もなくなり、医療現場の負担も減ったと言います。目崎院長は改めて冷静な対応を呼びかけています。

めざきクリニック 目崎亨院長:
「ちょっと(感染者が)多くなってきたから気になる人は外出を控えようとか、それぞれ皆さんの受け止め方でいいのでは」