ネット通販大手のアマゾンが建設段階の物流拠点を初めて公開しました。延べ床面積は東京ドームおよそ2.5個分で、ロボットを導入する拠点としては国内最大となります。
初めて公開された建設段階のアマゾンの物流拠点。物流倉庫といえば、商品棚の間を人間が歩き回って品物を出し入れするイメージがありますが…
記者
「建設段階のアマゾンの倉庫に来ています。今は建設段階なので荷物はないんですが、荷物を入れる黄色い棚がこのように自動で素早く動き回っています」
びっしりと一面に広がるのは荷物を積んだ黄色い商品棚です。商品棚の下にはあるのは、まるでロボット掃除機のような見た目の運搬機。複数のロボットが黄色の棚を持ち上げて、作業する人のところまで動きます。ロボットの移動スピードは速いですが、それでもぶつかりません。
アマゾンでは2016年に運搬ロボットを導入しましたが、これにより注文が入った商品を探すために作業員が動き回る必要がなくなりました。人の移動スペースにも荷物が置けるため、保管できる荷物の量は最大1.4倍に。完成すれば、この物流拠点での商品在庫数はおよそ1700万以上にのぼるといいます。
アマゾンジャパン オペレーション事業部 原祐介 統括本部長
「(作業員が)一生懸命探さなければいけないような環境にあったので、働かれてる方にはすごく負荷があるような状況下。ロボットで管理した方が作業員が考え込む、悩む必要性もないので、そういった意味で時間短縮には繋がっていると思います。(ロボットの導入で)しっかり時間通りに物が出ていくような作りになっています」
ロボットの導入で作業の効率化、時間短縮にもつながったと話します。
ネット通販の利用者が増えるなか、物流を支える取り組みは今後も広がりそうです。
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