2日の大雨で、大量の枯れ草や流木などが流れ込んだ諏訪湖で、7日から漂着物の撤去作業が始まりました。
湖の護岸沿いのおよそ3キロに渡って点在する漂着物。
枯れ草や流木。ペットボトルやタイヤなどのゴミもあります。

その量は推定でおよそ200トン。
4年前の台風19号災害の時に匹敵するということです。
2日の大雨で川から流れ込んだものが風にあおられて漂着。
諏訪湖漁協が心配しているのが、1日に解禁され、これから最盛期を迎えるテナガエビ漁への影響です。

■諏訪湖漁協 藤森惠吉(ふじもり・けいきち)組合長
「このゴミで漁港から(船が)出られない。出れたとしても(エビ漁の)網が上がらないゴミだらけで」

■県諏訪建設事務所 池田誠(いけだ・まこと)維持管理課長 「水門やゲートに絡んで河川管理施設が正常に動かないような状況になってしまうと被害が出てしまったりするので河川管理上支障となっている。観光地諏訪湖の景観が損なわれてる状況でございますので早急に撤去する方向で動いております」
この日から始まった撤去作業。

湖上に浮かべた台船(だいせん)に小型の重機を乗せて枯れ草やゴミを回収しました。
■県諏訪建設事務所 池田誠維持管理課長 「手作業によるところが大きいのでかなり時間がかかると思われます」

撤去作業には10日程度かかると見られ、乾燥させたあと分別し処分する予定です。














