カキの養殖棚に使われ廃棄物として処理されている竹を炭として資源化を図る取り組みが宮城県東松島市で行われています。関係者は、将来的に脱臭剤や土壌改良資材としての実用化を目指しています。
東松島市で開かれた見学会には、地元の漁業関係者らおよそ40人が集まり、一度に40キロの竹を焼くことができる円柱状の窯を使った炭焼きの様子が公開されました。

実は、この竹、カキの養殖棚に使われてきたものです。養殖棚の竹は3年ほどで劣化するため定期的に交換する必要があり、松島湾全体で年間およそ4万本、重さにしておよそ240トンが廃材として処理されています。

そこで、2020年から2年間、宮城教育大学などが使い古した養殖棚の竹を炭として有効利用を図るプロジェクトに取り組み、去年から一般社団法人を立ち上げ、実用化に向けた活動が行われています。
一般社団法人netom 西城潔代表理事:
「CO2の削減、炭素固定など地域の問題だけでなく、地球全体から見ても意義のある活動になる」

見学した東松島市の漁師:
「漁業者としては大変ありがたい。今まではお金を払って処分するのをここでやってもらえる。これがもっと広がっていけばありがたい」

一般社団法人では今後、「いかだ炭」という名称で田畑の土壌改良資材や脱臭剤などとしての実用化を目指しながら竹炭の普及を図っていくことにしています。














