東京電力は、処理水を放出する海底トンネルに、海水を入れる作業を5日から始めました。
政府と東京電力は、福島第一原発の処理水について、安全な基準に薄めたうえで、今年夏ごろまでに海底トンネルを通じて海へ放出する計画です。
トンネルは、原子力規制委員会による使用前の検査が終わっていて、東電は、5日午後からトンネルに海水を入れる作業を始めました。
海水を入れるのは終盤の作業で、このあとトンネルを掘った「シールドマシン」を海上に引き上げる作業などが残っています。東電は、海洋放出に関わる設備の工事を6月末までに終える見通しです。













