元ジャニーズJr.の男性らが、与野党に児童虐待防止法の改正を求める署名を提出しました。また、提出者の一人でもある橋田さんは先月、藤島ジュリー景子社長と面会し「性加害の噂を聞いたことはあった」と説明を受けていたことが分かりました。

元ジャニーズJr.の3人 “保護者”による虐待しか想定していない児童虐待防止法の改正求め国会へ

2023年6月5日、国会に姿を見せたのは、ジャニー喜多川氏からの性被害を訴えている元ジャニーズJr.の二本樹顕理さん、カウアン・オカモトさん、橋田康さんの3人です。

与野党を訪ね、児童虐待防止法の改正を求める約4万人分の署名を手渡しました。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「政治家の皆さんの力でどうか、未来の子どもたちをお守りください」

児童虐待防止法は現在、「保護者」による虐待しか想定されていません。

そのため、2023年5月26日に立憲民主党は、地位を利用した第三者による虐待にも適応範囲を広げる法案を提出しました。

しかし、与党側は「現行法で対応可能ではないか」などとして審議の見通しは立っていない状況です。国会の会期末が迫る中、3人は早期の法改正を訴えます。

元ジャニーズJr. カウアン・オカモトさん
「僕らの過去は本当に戻らないですけど、子どもたちがそういう目に遭わないよう願うばかり。一刻も早く変えられたら嬉しい」

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「どうにかこの国会の、この期間に成立してほしい」

その上で、橋田さんはジャニーズ事務所に対しても訴えかけました。

元ジャニーズJr. 橋田康さん
「ジャニーズも一緒に向き合ってもらって良い方に転がっていければと思っている」