コロナ禍で熱中症リスク高? 大事なのは「暑熱順化」

南波キャスター:
まつばらホームクリニックの松原清二院長は「今年の夏は若い人たち含めて熱中症のリスクが高い」と話されています。コロナ禍で運動不足で発汗機能が低下している。だからこそ「暑熱順化」が大事だそうです。暑さに体が慣れることを暑熱順化と言うのですが、これができないとうまく汗をかけずに体内に熱がこもって熱中症のリスクが高まるということです。

38~39℃のぬるめのお湯に10分~20分程度入るとか、適度な30分程度の運動とかを繰り返していく。数日から2週間程度続けると、塩分がたくさん含まれているベトベト汗からサラサラの汗になって、ミネラルとか塩分も失われにくくなるということです。

若新雄純さん:
忘れちゃいけないのは「人間は恒温動物」だということだと思います。変温動物は環境に合わせて自分の体温を変えられるから、どんな状況でもいいわけです。僕らは真夏とか真冬よりも、季節の変わり目に弱いですよね。リモコンでスイッチをいじれば涼しくなって暑くなって明るくなって暗くなったりすることができるけど、思い通りに自分の体を変えられないから丁寧に周りで調整する。それを忘れちゃいけないですよね。