アメリカのオースティン国防長官は5日、インドでシン国防相と会談し、兵器の共同開発など防衛分野での連携の強化を確認しました。

インド政府によりますと、5日、首都ニューデリーで会談したアメリカのオースティン国防長官とシン国防相は、兵器などの開発や生産で連携を強化する方針で一致。今後数年間を見据えたロードマップも策定したということです。

インドは長年、ロシアから武器を輸入していましたが、ロシアのウクライナ侵攻後は納入が遅れ、確保が難しくなっています。

両国は、対ロシアでは立場に違いがあるものの、インド太平洋地域での影響力を強める中国に対する利害は一致することから、インドとしてはアメリカの協力を深めることで、武器の調達先の多様化や国産化を進めたい狙いがあるとみられます。