各地で梅雨入りが伝えられていますが、山形県庄内町では、梅雨らしい、傘を使った飾り付けが始まりました。

去年4月、地域づくりの拠点にしようと整備された、庄内町の狩川まちづくりセンターです。

1年目はおよそ9000人の来館者と上々の滑り出しだったそうですが、人が集まると増えるのが、忘れ物。

中でも傘の忘れ物が多く、センターでは処分に苦労していたそうです。

そこで。

庄内町集落支援員・坂本慶治さん「まだ飾りとして工作として使えるものがあれば利用できるのではないか。こんな想いで作りました」

町の集落支援員、坂本慶治さんです。

センターにおかれた学童保育で、子どもたちに工作を教えています。

そして、坂本さんが子どもたちと一緒に作ったのがこちらの傘のモニュメント。

雨粒の音も小気味よく、傘は気持ちよさそうにゆらゆらと風で泳いでいます。

庄内町集落支援員・坂本慶治さん「昔からここは風の強い場所。最上川が運ぶ清川だし、風の強い場所ということで、風のまち狩川・風のまち立川と呼ばれている」

坂本さんはこのモニュメントから、地域を元気にしたいと話します。

庄内町集落支援員・坂本慶治さん「少子高齢化という時代の流れでここを賑わいのある憩いの感じる地域にしていきたい」

傘のモニュメントは今月いっぱい飾られます。