◆ドキドキの審査

開業を前に福岡市の職員が屋台のサイズが規格内に収まっているか、排水の設備が備わっていて衛生面に問題はないかなどをチェックします。水道栓とシンクの接続に苦戦する松清さん、テープを巻き付けるなどの応急措置を行って……。
屋台のサイズは間口が3メートル、奥行きが2.5メートル以内に収まっていないといけません。
福岡市の職員「奥行き249!」
無事、審査に通りました。
◆脱サラして屋台の店主に

脱サラして屋台に挑戦する井上宏志(38)さんです。長浜で25年以上使われていた屋台を買い取り、自らリフォームしました。
<長浜のひろし>井上宏志さん「転勤で福岡に来て、最初に行ったのが屋台だったんです。めちゃくちゃおもしろくて。そのうち、自分でもやりたいなという思いが芽生えて」
この日は、屋台で知り合い仲良くなった友人を招いて、試食会を開きました。
友人「もうちょっと塩コショウを強めにした方が」
屋台で提供するメニューは、旬の野菜を豚肉で巻いた「やさいまき串」です。
<長浜のひろし>井上宏志さん「みんなが楽しんで、食べて飲んでもらえる屋台にしていきたいです」
◆屋台初の「明太子料理専門店」も

一方、こちらは2日から営業をはじめた「明太中毒」の米満達治(27)さんです。
<明太中毒>米満達治さん「肉や野菜の上に明太子を混ぜたとろろをかけて、さらにその上に焼き明太子を乗せています。お待たせしました、『明太とろろ鍋』です」
屋台初の明太子料理専門店で、一押しメニューの「明太とろろ鍋」のほかにも「山芋明太鉄板焼き」や「明太手羽先」などメニューも豊富です。
<明太中毒>米満達治さん「何とか、無事オープンできたのでよかったです。個性的な屋台が7軒増えるので、いずれは天神と中洲の屋台みたいに、観光客や地元の人でたくさんにぎわう屋台にしていければ」
天神や中洲に負けない屋台にしたいと意気込む7人。新しく生まれ変わる「長浜屋台街」は6月5日(月)午後7時半に、グランドオープンします。