富山県の高岡市民病院が、富山大からの医師の派遣停止により、来年度から産科を休止することについて、高岡市の角田市長は「大変残念」だと述べました。

高岡市 角田市長:「高岡市民病院で産科が開所できないというのは大変残念に思っております」

2日の定例会見でこう述べた角田市長。

高岡市民病院は、産婦人科医5人のうち2人が富山大から派遣されています。医師不足で派遣の停止が決まり、来年度から産科の休止を余儀なくされました。

市民病院での出産件数は2021年度が105件でしたが、22年度は産後ケアなどに特化したウィメンズ病棟を開設したことで143件に増加。市による「テコ入れ」がなされたばかりでした。

角田市長は、将来的な産科の再開に向けて医師の派遣を富大側へ要望するとした一方、市内で出産ができない事態にはならないと強調しました。

高岡市 角田市長:「大変力強く民間の皆さん、公的病院の皆さんと連携を組むことができておりますので、出産を控えておられる方々が不安に思うような状況には絶対にしないということはお約束できると思っています」